童話アリとキリギリスのオチにはいくつかのバリエーションがあるそうです。
一生懸命働いたアリは冬を越せて、遊んでいたキリギリスは冬を越せないというオチが一般的でしょうか。
バリエーションのひとつに
「夏に歌ったなら冬には踊ればいい」
というアリの言葉に対して
「もう歌うべき歌はすべて歌った。僕の亡骸を食べて生き延びればいい」と言ってキリギリスは事切れる、というものがあるそうです。
歌うべき歌――。
元からキリギリスの寿命は2か月ほどで、冬は越せないそうです。
自分の命の意味を知り、今、自分のするべきことを精一杯する。
私は、そんな生き方に憧れます。